加美山まりえ

80年代からこんにちは!
歌って踊れるレポーターのマリーちゃんこと、加美山まりえです。

昭和・80年代アイドルが大好きで、衣装や髪型を真似したり、振り付けを覚えたりと忙しい日々を送っています。

そんな80年代好きな私ですが「好きな昭和スポットは?」と聞かれると、必ず答えるのが喫茶店。当時からの伝統を守りつつ、新しい時代にも受け入れられている、身近にありながらどこか非日常を味わえる場所なのです。

今回は東京都内の喫茶店を3軒ご紹介します!

テキスト・モデル:加美山まりえ

歌って踊れるレポーター。ライター・ラジオパーソナリティ・被写体など活動内容は多岐にわたる。80年代の魅力を伝えるため、note・Podcastにてオリジナルのラジオ番組を配信中。もう一度バブルを巻き起こそう!

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ブランコ

gion(阿佐ヶ谷)

新宿駅から中央線に乗り、電車に揺られること約10分。都心から程近い場所にあるにも関わらず、緑が多く、どこかのんびりとした雰囲気がある阿佐ヶ谷。

そんな阿佐ヶ谷駅からすぐの所に、ネオン輝く老舗喫茶店があるのをご存知ですか?扉を開けば、冷たい風が吹く灰色の街から一転、なんともメルヘンチックな空間が広がります。ここが阿佐ヶ谷の老舗喫茶店・gionです。

生花が咲き乱れるおとぎの国のような店内で、特に注目を集めているのがブランコ席。ピンク色に塗られた壁が、店内の中でもひときわ目立つ存在になっています。ひと席しかないので、座れたらラッキーですね!オーナーの関口さんによると、このブランコ席はとあるお店を参考にしたんだそう。「狭い店だけど、ブランコをどうしても取り入れたかったの」と、照れ笑い。

たしかにこのブランコ席は少し狭め。でも、そこまで窮屈に感じません。壁に小窓を付けたり目の前の棚を低くすることによって、できるだけ圧迫感が出ないように工夫されているんです。店内の1番低い位置にある席なので、周りのものが大きく見えておもしろいですよ。まるで、自分が小さくなったように感じます。

gion

東京都杉並区阿佐谷北1-3-3
川染ビル 1F [MAP]

年中無休
月~土 8:30~翌2:00
日 9:00~翌2:00

TEL 03-3338-4381

窓際の席ランプ

ちなみに、マリーのお気に入りは、お店の入り口から正面にある壁際の席。手すりや隣の席に囲まれるようにして設置されているので、独立した雰囲気になっています。ここが店内で1番高い位置にある席なんですって。展望台にのぼった気分で、思わず周りの席を見渡してしまいます。この席の窓の外にも、たくさんの装飾が施されているんですよ。なんと小鳥が20匹以上も隠れています。

数えていたら、きっと待ち合わせの時間も退屈に感じませんね。「狭い席でも楽しめるように」と言う関口オーナーの策略に、まんまとハマるマリーなのでした。

1980年に創業したgion。関口さんは、内装を決めるために300件も喫茶店を訪れたんだそう。さまざまなお店の良いところを参考に、自身で店内の平面図を作成。まさか図面までオーナー自身で作成されていたとは、驚きですね。

制服リボン袖

内装をたっぷりと堪能したあとは、このメルヘンチックな喫茶店で働くスタッフさんの、制服にも是非注目して頂きたいです。gionの制服は現在のものですでに5代目。以前の制服は長袖だったそうですが、スタッフがみんな袖まくりをしているのを見つけて、半袖に改良。何かひとつ新しくする度に、もっと良いものを!と、アイデアを出して改良しているそうです。

そんな乙女チックな制服を身に纏ったウェイトレスさんが運んできてくれたのは、喫茶店メニューの王道・ナポリタン。大きなお皿にボリュームたっぷり!見た目だけでもお腹いっぱいになってしまいそうです。ひと口食べるとあら不思議。意外にも、ピリリとスパイシー。ちょっぴりオトナの味です。ナポリタンというと、甘味の中にケチャップの酸味が特徴的ですが、gionのナポリタンはひと味違いますよ。付け合わせのたまごソースの素朴な味付けが、ナポリタンのスパイシーさを引き立てます。

ナポリタン手書きメニュー

gionの特徴でもある手作りのメニュー表は、一文字一文字よく見ると、方眼用紙に書いたようにきちんと整列しているんです。これももちろんオーナーの手書き。ミリ単位で計算して作られたメニューです。「もっと良いメニューを作りたい」と、喫茶店一のメニュー表を目指して意気込むオーナー。実は近々作り変えるんだそう。愛着の湧くメニュー表ですが、リニューアルも楽しみですね。どんな風に生まれ変わるのか、乞うご期待!

ドリンクメニューもフードメニューも充実しているgion。深夜2時まで営業しているので、お仕事帰りにも立ち寄れますよ。オーナーのこだわりと工夫が詰まった喫茶店。あなたも、おとぎの国でお気に入りの席を見つけてみてくださいね。

(次のページ「下北沢 喫茶ネグラ」に続く)

COMMENTS

“マリーと行く Hello!TOKYO 喫茶の旅” への1件のコメント

  1. オーモリー より:

    録画していた家ついて行っていいですか?を今頃見ました。
    大好きです!応援してます!スナックとかバーを開いてほしいです!
    批難、誹謗中傷は免れないかもしれませんが、とことん突き詰めてください!
    おかげで幸せな気分になりました、有難うございます。
    追伸、上白石萌音さんにチョー似てますね!

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