若き職人がつなぐ手漉き和紙の伝統
「お札と切手以外の紙製品はすべて作ることができる」といわれる紙の町、愛媛県四国中央市。その山間部にある新宮町に伊予手漉き和紙の工房をかまえて技術を継承している青年がいる。ふるさとの伝統産業を受け継いだ若き職人を訪ねた。
伝統をアップデートするKUONの服づくり
襤褸や刺し子など、日本の伝統的な技術や素材を用いて洋服を作るファッションブランド「KUON」。TOKYO FASHION AWARDを受賞し海外のショップやバイヤーからも注目を集めるKUONの世界観に迫る。
若手職人の絶望日記 第十話「師匠とパリ娘」
漆芸の洗礼ともいえる漆かぶれから復活したパリ娘は、師匠の指導のもと器の金継ぎ修理を順調にこなしていた。しかし若手職人にはパリ娘が使用している筆について気がかりなことがあるのだった・・・
若手職人の絶望日記 第九話「漆芸の洗礼」
フランスの工芸学校に通うパリ娘が、漆工房にてインターンシップ生として学び始めた。言葉が通じない環境ながら金継ぎの修行に励む中、漆芸の洗礼とも呼ぶべき災難がパリ娘に忍び寄っていた・・・
若手職人の絶望日記 第八話「パリ娘と金継ぎ」
2019年、秋。したたかな後出しジャンケンによって私にビザ取得を代理申請させたパリ娘がついに来日した。会話もままならないパリ娘との異文化交流が始まる。
全国シェア9割を誇る「奈良墨」の魅力に迫る
日本国内で使用されている固形墨の9割以上が奈良県で作られていることをご存じでしょうか。身近なようでいて分からないことも多い、墨の世界を覗いてみましょう。
京扇子を陰で支える高島の扇骨
扇子の生産地といえば、たいていは京都が挙げられます。しかし扇骨とよばれる土台部分に注目すると、滋賀県高島市が国産品のほとんどを独占していることはあまり知られていません。職人として60年近くの経験を持つ吹田政雄さんにお話しを伺いました。