日本には四季がある。
そして季節と手仕事の関係性はとても深い。
手仕事はいつも人々の生活の中で続いてきたからだ。
今回は伝統的な日本の夏の風物詩が生まれる現場を
美しい映像作品でご紹介します。

MOVIE by NIPPON TESHIGOTO ZUKAN

水うちわ職人 家田紙工

明治22年、美濃の手漉き和紙を中心とした卸商として創業した家田紙工。100%天然の素材でつくられた雁皮紙(がんぴし)を使用し、今では人気商品となった「水うちわ」も、実は一時期つくり手が途絶えたことがある。そんな岐阜の伝統工芸品の文化を絶やしてはいけないと、地元の美濃手漉き和紙の職人と県外のうちわ職人に協力を仰ぎ、復活をさせたのが家田紙工だ。その和紙と思えない透明感と美しい色彩に、魅了されるファンは多い。

家田紙工の水うちわ

きめ細やかで光沢がある雁皮和紙を、丸亀の団扇職人が作った骨組みに貼り、天然のニスを塗って仕上げています。全ての素材を昔ながらの天然素材にこだわり、職人の手仕事で作られた水うちわです。

SIZE : W175×H345
PRICE : 8,250円(税込)

STOREで購入

線香花火職人 三州火工

江戸時代に作られ、300年以上もの間、日本の夏の夜を彩ってきた線香花火。しかし近年、安価な中国産の線香花火が輸入されるようになると、国内での生産は一気に減少し、その伝統は一時期途絶えてしまう。そこで立ち上がったのが、東京の花火問屋である「山縣商店」と、老舗の花火製造所「三州火工」。2年の歳月をかけて、何トンという単位の原料の調合を繰り返した結果、純国産の線香花火は見事に復活を遂げた。「大江戸牡丹」と名付けられたその線香花火の美しさに今、多くの人が魅了されている。

COMMENTS

LATEST STORIES

若手職人の絶望日記 第十四話「職人 vs 弟子」
アウトドア漆器ブランド「erakko」を手がける若手職人の絶望と笑いの奮闘記
陶芸家・西野希さんインタビュー
東京の美術大学で学び、岐阜県に移住して象嵌作品の制作を行う西野希さんにお話しを聞いた
若手職人の絶望日記 第十三話「職人と弟子」
アウトドア漆器ブランド「erakko」を手がける若手職人の絶望と笑いの奮闘記
若き職人がつなぐ手漉き和紙の伝統
紙の町・愛媛県四国中央市で手漉き和紙の技術を継承する多羅富來和紙を訪ねる
若手職人の絶望日記 第十二話「職人、学校祭へ行く」
アウトドア漆器ブランド「erakko」を手がける若手職人の絶望と笑いの奮闘記
伝統をアップデートするKUONの服づくり
日本の伝統文化を感じさせるファッションブランド「KUON」の世界観に迫る
若手職人の絶望日記 第十一話「職人、小屋を借りる」
アウトドア漆器ブランド「erakko」を手がける若手職人の絶望と笑いの奮闘記
孤独も愛する器 erakko ブランドムービー
映像制作独楽とのコラボレーションでerakkoのムービーを制作しました
うちわ / お茶 / お菓子 / お酒 / ご当地グルメ / ほうき / イタヤ細工 / ガラス / キャンプ / コーヒー / ファッション / 備前焼 / / 刺し子 / 和紙 / 喫茶店 / / / 宿泊施設 / / 布志名焼 / 建築 / 扇子 / / 書道 / 木工 / 木櫛 / 松代焼 / 果物 / 染織物 / / 漆器 / 濱田庄司 / 瀬戸焼 / 畜産農家 / 皮革製品 / 益子焼 / / / / / 組紐 / / 裂き織り / 襤褸 / 象嵌 / 農家 / 郷土料理 / 野菜 / 金継ぎ / 陶磁器 / 食文化 / 魚介類
北海道 / 青森県 / 秋田県 / 山形県 / 宮城県 / 新潟県 / 群馬県 / 長野県 / 栃木県 / 茨城県 / 千葉県 / 東京都 / 山梨県 / 静岡県 / 岐阜県 / 愛知県 / 京都府 / 奈良県 / 大阪府 / 兵庫県 / 島根県 / 岡山県 / 広島県 / 愛媛県 / 香川県 / 大分県 / 宮崎県 / 鹿児島県 / 海外