茹で落花生

旬の落花生の食べ方

さて、秋の味覚で最近話題のものに、落花生の塩茹でがあります。実は今回、栗の農家さんから、自家用に栽培した落花生もいただいておりました。話題の茹で落花生を作ってみたいと思います。

落花生はピーナッツといわれますが、ナッツ類ではありません。ナッツとは木の実のことをいいます。落花生はマメ科の植物の種子です。

今回いただいた落花生の品種は「おおまさり」というもの。この品種の最大の特徴は大きさです。従来の品種の約2倍くらいの大きさがあります。甘みがあっておいしく、柔らかくてとってもまろやかなので茹で落花生に向いています。

「大きな莢で食味が勝る」ことから「おおまさり」という名前になったといわれている品種で、平成21年に世に出た新しいピーナッツです。千葉県で有名な品種は、半立、ナカテユタカなどがあります。こちらは小ぶりで、炒ってピーナッツとして食べるのに向いています。

茹で落花生が人気になったのは最近

茹でて食べるということは落花生産地では行われていましたが、茹で落花生という商品として人気が出たのは、テレビ等で紹介されて火が付いた割と最近の話です。茹で落花生は水分を多分に含み腐りやすいので、冷蔵宅配とパック技術の進歩がそれを可能にしたとも考えられます。

落花生の収穫時期は9月~11月くらいです。炒った落花生は日頃よく食べますが、掘りたての落花生を塩茹でにしたものはまた格別です!

落花生は収穫後に、炒るものは1週間ほど天日干しの作業を行うそうですが、生のものを塩茹でする場合は、採れたての鮮度の良いものを茹でます。殻付きのまま茹でるだけですが、落花生は塩をしっかりきかせて茹でることが大切で、1Lの水で茹でるなら塩大さじ2ほど。

茹で時間は25~30分が目安です。途中で食べてみて茹で加減を確認し、少し硬ければ追加で数分茹でると良いです。茹でたてはホクホクの白い実がなんとも甘く美味です。

COMMENTS

LATEST STORIES

若き職人がつなぐ手漉き和紙の伝統
紙の町・愛媛県四国中央市で手漉き和紙の技術を継承する多羅富來和紙を訪ねる
若手職人の絶望日記 第十二話「職人、学校祭へ行く」
アウトドア漆器ブランド「erakko」を手がける若手職人の絶望と笑いの奮闘記
伝統をアップデートするKUONの服づくり
日本の伝統文化を感じさせるファッションブランド「KUON」の世界観に迫る
若手職人の絶望日記 第十一話「職人、小屋を借りる」
アウトドア漆器ブランド「erakko」を手がける若手職人の絶望と笑いの奮闘記
孤独も愛する器 erakko ブランドムービー
映像制作独楽とのコラボレーションでerakkoのムービーを制作しました
歴史をつむぐ備後絣
広島県東部の備後地方で生産される備後絣について橘高兄弟商会にお話しを聞いた
若手職人の絶望日記 第十話「師匠とパリ娘」
アウトドア漆器ブランド「erakko」を手がける若手職人の絶望と笑いの奮闘記
150年続く松本箒の今とこれから
江戸時代から続く松本のほうき作りを現代に伝える米澤ほうき工房を訪ねる
うちわ / お茶 / お菓子 / お酒 / ご当地グルメ / ほうき / イタヤ細工 / ガラス / キャンプ / コーヒー / ファッション / 備前焼 / / 刺し子 / 和紙 / 喫茶店 / / / 宿泊施設 / / 布志名焼 / 建築 / 扇子 / / 書道 / 木工 / 木櫛 / 松代焼 / 果物 / 染織物 / / 漆器 / 濱田庄司 / 瀬戸焼 / 畜産農家 / 皮革製品 / 益子焼 / / / / / 組紐 / / 裂き織り / 襤褸 / 農家 / 郷土料理 / 野菜 / 金継ぎ / 陶磁器 / 食文化 / 魚介類
北海道 / 青森県 / 秋田県 / 山形県 / 宮城県 / 新潟県 / 群馬県 / 長野県 / 栃木県 / 茨城県 / 千葉県 / 東京都 / 山梨県 / 静岡県 / 岐阜県 / 愛知県 / 京都府 / 奈良県 / 大阪府 / 兵庫県 / 島根県 / 岡山県 / 広島県 / 愛媛県 / 香川県 / 大分県 / 宮崎県 / 鹿児島県 / 海外