若き職人がつなぐ手漉き和紙の伝統
「お札と切手以外の紙製品はすべて作ることができる」といわれる紙の町、愛媛県四国中央市。その山間部にある新宮町に伊予手漉き和紙の工房をかまえて技術を継承している青年がいる。ふるさとの伝統産業を受け継いだ若き職人を訪ねた。
150年続く松本箒の今とこれから
江戸時代慶応年間から松本市の野溝地区を中心に盛んに行われていたほうき作り。今回は、伝統を守りながらも枠にとらわれず、ほうき作りに新たな可能性を見出す「米澤ほうき工房」の米澤資修さんにお話を聞きました。
時代をこえて信州に息づく松代焼
長野県・篠ノ井。江戸時代後期に松代藩で始まり、一度は途絶えた「松代焼」。この焼き物を復活させた唐木田又三さんの意志を継ぐ、息子の唐木田伊三男さんを訪ねました。
秋田の暮らしを今に伝えるイタヤ細工
秋田県角館のイタヤ細工は、イタヤカエデの若木の幹を帯状に裂いて編み、さまざまなものを作ります。200年以上の歴史があり、農具を中心に作られてきました。
櫛の歴史をたどって(大阪府泉州/つげ櫛)
わが国最古の櫛産地として1500年の歴史をもつ大阪府貝塚。伝統ある木櫛作りを継承する西出櫛工業の西出長仕さんのもとを訪ねた。